クリップシーラーでポリ袋を閉じる
長期間お米を保存するには それなりの投資が必要だと考えます
投資といってもクリップシーラーと真空包装用袋(ナイロンポリ袋)の購入です。
使ってみるとクリップシーラーなどはとても便利ですし、他の用途への流用もできます。
真空包装用袋(ナイロンポリ袋)もお米の保存だけでなく他のものを保存するときに使ったりすることもできます。
-ポリ袋-
お米の保存用袋は5kg用の真空包装用袋を使っています。
サイズはシーラーが400mm幅までシールできるので、福助のナイロンポリTL 280mm×650mmの0.07mm厚を使用しています。
真空包装用袋ではないですが、5kg用だとヘイコーポリNO.815 300mm×450mm×0.08mm厚が安くて おすすめです。
-作り方-
このポリ袋にお米を入れ、キッチンペーパーで包んだ使い捨てカイロ(通常サイズで貼らないタイプ)を入れます。大まかに空気を絞り出した状態でシールします。
この状態ではお米は柔らかいですが、使い捨てカイロが酸素を吸うことにより翌日には、袋の中がペシャンコになるぐらい お米がカチカチに固くなります。袋の中には窒素が残っている状態となっていると思います。
これがクリップシーラーです。
袋の口を挟んでボタンを押すと袋の口が圧着されます。
シーラーでポリ袋を密閉する方法
簡単に作り方を説明します。
真空包装用袋にお米とキッチンペーパーに巻いた使い捨てカイロ(通常サイズで貼らないタイプ:脱酸素剤として使います)を入れます。
お米の表面の高さとシーラーを置く台や机の高さがほぼ同じになるようにします。
お米の上部の面を平らにしてポリ袋を折り曲げて、できるだけ空気を逃がします。
空気を逃がしてからクリップシーラーでポリ袋の口を押さえます。
ポリ袋をはさんだ状態でスイッチを押すと数秒で袋を閉じることができます。スイッチを押してすぐ溶着できますが、5秒ほどポリ袋をはさんだ状態になるよう指で加圧しておくとしっかり溶着できます。
口を閉じたらちょうど良い大きさになるようにお米をのばしていきます。
使用した袋が長いので形を整えています。
余分な部分を折り曲げてテープ止めします。
翌日にはカチコチです。
完成したら、できるだけ触らずに保管したいです。
小さな穴が開くだけで作り直しです。
お米の粒がとがっていますので固い床に直接置いて積み上げると穴が開く恐れがありますので、お米の下面には布やクッションを置くようにしたいです。
このようなカチコチの状態になると袋の中の酸素濃度が0.1%以下になります。
そしてカビが生えにくくなり、虫の発生も抑えられます。
酸素がない状態が2週間以上続くと虫の卵も死滅するそうです。
いろいろな密閉方法を試していますが、やはりシーラーが一番楽で確実です。
なお、長期間 お米を保存する場合は使い捨てカイロよりも食品用の脱酸素剤ネルパックをおすすめします。
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