使い捨てカイロ等の脱酸素剤をもう一度使ってお米を保存してみる
5kgや10kgのお米を脱酸素処理するのに使い捨てカイロを1個使っていますが、使い捨てですぐ 捨てています
もったいないと言えばもったいない話です
10kgで保存していたお米の袋を開けて5kgを米びつに入れたとしましょう
残りの5kgのポリ袋の口をすぐ閉じると使い捨てカイロやエージレスは何度か再利用できるのではないでしょうか? どうでしょう…
わからないですね。では、やってみましょう
5kgのお米を再度、脱酸素処理できるか
真空包装用袋(ナイロンポリ袋)に10kgのお米と使い捨てカイロやエージレス等の脱酸素剤を入れ、シーラーで密閉します
この時、できるだけ袋の中に空気が残らないようにしてシールしてください
本当は白米を使いたいのですが、手持ちが玄米だけだったので玄米でテストします

1日後 酸素が抜けてぺしゃんこになったことを確認して袋を開け空気を入れます

空気を入れておく時間は5分間です というより、ある理由で5分になりました
この5分間は一度袋を開けて使う分を小分けするための時間です
1日後、ぺしゃんこになった袋を開封して5kgの玄米を取り出しました
このとき問題発生。小分け時間を1~2分にしようと思ってましたが、なんとこぼしてしまいました

画像のようにこぼれて、あわててゴミ箱の上で入れ直しましたが、なんと1kgほどの玄米がゴミ箱の中にまた こぼれてしまいテンションだだ下がりです
気を取り直し、約5kgの玄米を真空包装用袋(ナイロンポリ袋)に入れてシーラーで閉じます

この秤は便利です。50kgまで測れるのですが値段上がってる。500円以下で買ったのに…
これで玄米を入れた真空包装用袋(ナイロンポリ袋)がぺしゃんこにしぼんだらOKです
さらに1日後、真空包装用袋(ナイロンポリ袋)に入れた玄米がぺしゃんこにしぼんでいます

再利用テスト 成功!
10kgの玄米を脱酸素処理して開封し、5kgの玄米を再度 脱酸素処理できましたということは、もっと少ないお米の量であれば 全く問題ないということです
たとえば、10kgの白米を買って、3kgほどを米びつに入れて使い、残りの7kgの白米を使い捨てカイロなどで脱酸素処理して保存します
米びつの白米がなくなれば7kgの白米の袋を開けて半分取りだし残りの半分を再度シーラーで密閉することで再利用できるということです
できるだけ酸化させない状態で白米を使うことができるということです
シーラーが無ければネルパック おこめ長持ち袋 10kgのガッツ棒を再利用する方法もあります
真空包装用袋(ナイロンポリ袋)は福助のナイロンポリTL 280mm×650mmの0.07mm厚で7kgほどは入るので、これにネルパックのガッツ棒を使うことで再利用できます
ガッツ棒の再利用の方法はこちらです→ネルパック付属のガッツ棒を再利用する方法
さらにこのガッツ棒は何度も使えますので、次回のお米購入時にポリ袋と使い捨てカイロなどの脱酸素剤を入れて使うことができます
使い捨てカイロをキッチンペーパーで巻いてお米に入れることに抵抗がある方は食品用の脱酸素剤エージレス(ネルパック用 補充用 エージレス 2〜10kg用 3袋入 ハオNZ)があります
(追記)
お米をこぼして下がったテンションもぼちぼち戻り、時間もあったので3回目の脱酸素処理をしました
お米の量は5kgです
開封時間は2~3分ほどだったと思います
これで3回ほど密閉開封作業をしたわけですが、結構使い捨てカイロって持ちますね
ただし、密閉している時間が1日とか半日とかなので長期間になるとダメかもしれません
一応参考程度にお考えください

さらに…
もし、脱酸素保存した5kgのお米をすべて米びつに入れてしまった場合は使い捨てカイロやエージレスを小さなポリ袋に入れて保存し、次に使うときに使用してみてもいいですね
(長期間の保存はできないと思いますので、できるだけ早く使ってください)
画像のポリ袋は手持ちのヘイコーポリ410です
できるだけ袋の中の空気を抜いてシールしたり、ガッツ棒で閉じると何度か使えると思います。
回数はお米の量や袋の中の残った空気の量・保存期間などによって変わります。
ヘイコーポリ410をガッツ棒で閉じる時は袋の厚みが0.04mmなので二つ折りか三つ折りにしないといけないと思います

