お米の劣化テスト
インターネットサイトを見ていたら、「お米の鮮度簡易判定キット」なるものを発見。
お米のカビや害虫は目で見て判断しやすいですが、お米の酸化による鮮度劣化はわかりにくいです。
白米などを専用のビーカーに入れて判定液をスポイトで落とし、5分ほど待つと結果がでるという簡単でわかりやすいキットでした。
早速注文…

白米を脱酸素処理したポリ袋にいれたものがどのくらいの期間、酸化せずに保存できるのか知りたいと思っています。
ポリ袋の中の酸素を取り除いているわけだから1年経っても理論的には酸化せずに保存できるはずです。
でも、実際はどうか?
やはりテストしてみないとわからないです。
テストするお米は減農薬で作っているようです。
普通に保管すれば虫がわく?
製造は平成24年9月中旬ですが、購入は平成24年10月中旬頃です。


購入してすぐに真空包装用袋に玄米と使い捨てカイロを入れてホットシーラーで密閉しました。
平成25年3月9日に袋を開けて精米しました。
コイン精米器で精米したあとすぐに1合ずつ真空包装用袋にエージレスを一緒に入れて密閉しました。
1合にしたのは食べてみて食味を判断するためです。でも、私の舌は適当なのでアテになりません。あしからず。


エージレスという脱酸素剤は三井化学製でかなりイイ物です。
本格的にするのであれば使い捨てカイロよりエージレスです。

実は100個入りのエージレスを24年年末に買ったのですが、使うあてがなくて困っていたところでしたのでナイスタイミングです。100個入りの袋は1度開封すると使い切らないといけないためちょうど良い機会です。
テスト米は玄米白米あわせて18袋あり、エージレスは100個あるので5個ずつ入れることにしました。
容積に対してエージレスの数は多すぎるのですが、多い分には問題なく酸素を取り除いてくれるのでイイことにします。
一応、平成25年3月に作成して劣悪な環境下(夏場38度ほどになる3階押し入れ)や涼しいところ(でも夏は暑い1階押し入れ)で保存してみようと思います。
テストでは平成25年の梅雨あけとお盆すぎに食味と鮮度判定をしてみたいと思っています。
まず、精米直後の白米の鮮度は?

きれいな緑色です。
酸化していないおいしい白米ということになります。
まぁ、精米直後ですから…
次に脱酸素処理をした袋から出した玄米の鮮度をチェック。
おお。緑色。

玄米はダメかもしれないと思っていましたが、OKでした。
鮮度の低いお米は黄土色になるらしいです。
そして、白米がわかりやすいのですが、混合米は米粒の染まり具合がまばらに染まるようです。
だから今回テストするこのお米は単一原料米。
ああ、そうだ。
平成24年度産、北海道のななつぼしの玄米が残っていた。
ちょうど1ヶ月ほど前に袋から出して余っていたヤツ。これをテストしてみよう。
あれ?1ヶ月放置していた玄米ですが、きれいな緑色。

今回は脱酸素処理をした袋に保存したお米を用意しているのですが、併せて酸化させてみるサンプルも用意します。食べないので数量は少量。
「お米の鮮度簡易判定キット」の評価画像です。