コーヒーの自家焙煎のすすめ -BEHMOR 1600AB plus- お米の長期保存と防災

コーヒーの自家焙煎のすすめ -BEHMOR 1600AB plus-




家庭用焙煎機を買うまではネットで比較的安めのブレンドコーヒー豆を買ってました
安めのコーヒー豆でも結構おいしく1日5杯分ほどは飲んでいたのですが、あるときネットで買ったストレートコーヒー豆がおいしくてハマってしまったようです

何度も買って飲むには結構な出費になります
そこでコーヒーの自家焙煎をするかな?ってなったのです
ネットでコーヒー生豆の値段を調べてびっくり!
思ったより安かったのでコーヒーの自家焙煎を前向きに考えました
当時、ネットでブラジルNO.2が5kg税込送料抜きで2645円でした。1kgが約530円ほど…
(今は急騰しています)

調べていくうちに焙煎すると煙が出るとかコーヒーの薄皮(チャフ)でコンロ回りが大変なことになるとか いろんな情報が入ってきました
↓コーヒーの薄皮(チャフ)


高価ではあるけど家庭用焙煎機を買えば煙と薄皮ゴミの問題は小さくなるような感じでした

コーヒーの家庭用焙煎機もさまざまな種類があり、ホントにピンキリだと思います
プロを目指すわけではないので極力均一に焼けたらいい?レベルです

↓こんな感じでOKです


しかし煙と薄皮ゴミの問題は耐えられそうもないので高価な家庭用焙煎機購入に進みました

ジェネカフェCBR-101A VS BEHMOR 1600 plus


いろいろ調べていくと目に止まったのはジェネカフェCBR-101AとBEHMOR 1600 plusです
理由は両機共アフターバーナーが付いていて煙対策できていることとコーヒーの薄皮(チャフ)を貯める場所があり掃除しやすそうだったためです

あと、1日5杯50gのコーヒーを飲むので、1ヶ月で最低1.5kgのコーヒー豆を消費します
コーヒー生豆を焙煎すると約17%ほど水分が抜けるので焙煎後は軽くなります
ということは1.5kgのコーヒーを作るのに約1.8kg弱のコーヒー生豆を焙煎する必要があります

焙煎したコーヒー豆の賞味期限が約1ヶ月と言われています
1ヶ月に一度の焙煎を目指していましたのでできるだけ大量のコーヒー生豆を焙煎できる機種という意味でもこの2機種に絞ったわけです


ジェネカフェCBR-101A
記事掲載時 78500円



最大焙煎容量 250g
アフターバーナーありなので煙が少ない
過熱方式 間接熱風方式
チャフ チャフコレクターに溜まる
次の焙煎までの待機時間 2時間
見た目 かっこいい


BEHMOR 1600 plus (現行品はBEHMOR 1600AB plus)
購入時 67000円

BEHMOR 1600AB plus(現行品)


最大焙煎容量 454g(現行品は400g)
アフターバーナーありなので煙が少ない
過熱方式 直火式
チャフ トレーに溜まる
次の焙煎までの待機時間 1時間(現行品は連続焙煎可能)
見た目 あまりかっこいいとは思えない


ジェネカフェCBR-101Aは見た目 感じいいです
結構これに惹かれました
置いていても様になる…しかし、自分の使い方では1ヶ月に1度 箱から出して使い、また箱にしまうので格好なんてあまり関係ないです

2機種の比較で一番気になった点は やはり焙煎容量です
ジェネカフェ250gに対してBEHMOR 1600 plusは1オンス454gでした
1回の焙煎可能容量は多い方がいいです

煙と薄皮ゴミの問題は両機とも解決済みです

あと感じたことは焙煎していくと生豆がパチパチ音がするのですが、これをハゼ音といい 焙煎度合いを見るのにとても重要です
ジェネカフェはコーヒー生豆が ほぼ密閉された筒の中にあるようだったのでハゼ音を聞きにくいと感じたのです
BEHMOR 1600 plus は 言ってしまえばオーブントースターのようなものなのでハゼ音が漏れまくりのようです



さらに約1.8kgのコーヒー生豆を焙煎しようとするとBEHMOR 1600 plusでも4回ほど焙煎しないといけないです 次の焙煎までの待機時間が長いとその分 時間がかかります

よって家庭用焙煎機はBEHMOR 1600 plusに決定しました

ホームロースターはBEHMOR 1600 plusに決定!


結果、大正解のように感じます
焙煎可能容量は454gですが、マニュアルモードのように使い ミディアムローストからハイローストあたりまでに抑えると自己責任で500gの焙煎が可能です
ブラジルNO2 生豆500g

↓ブラジルNO2 焙煎後422g


ただブラジルなどのチャフが多い生豆は注意が必要です
要はチャフの多い生豆を深煎りすると着火しやすいという危険があるようです
だから放置して焙煎することはできません
焙煎開始から一定時間後に在席確認としてボタンを押す必要があるほどです

焙煎後はけっこう冷えているので、連続焙煎していますが何ら問題ないです
これも自己責任でお願いしたいのですが、100回以上 連続焙煎しています
現行品のBEHMOR 1600AB plusは連続焙煎可能です

この機種は 自己責任ですが たくさんの生豆も焙煎できるし 連続焙煎もやろうと思ったらできるという中・上級者向けの焙煎機なのかな?と思います

事実、プログラミング焙煎でオート的に焙煎するよりマニュアルで操作して最終的に自分の判断で「COOL」ボタンを押した方が大きなミスはないように感じます
ずっとマニュアル操作で焙煎していますが、たぶんマニュアル焙煎の方が簡単です
もし、壊れたらまた同じ機種というか後継機のBEHMOR 1600AB plusを買います

BEHMOR 1600 plusのデメリットにびっくり!


ただ、予想しないデメリットがありました
なんと作りが粗い!!!
1ヶ月に1度 4~5回焙煎するのですが、毎回 焙煎した後 ヒーターのカバーを取り外して中まで掃除していたのですが、カバーが元通りに入らなくなりました(笑)
ありえないのですが、そんな感じです
また、たまーに 後ろのカバーのネジをはずしてファンの掃除をするのですが、ねじを外すと1カ所ですが次に入らなくなりました…というか ずれたネジ穴にネジを押し込んであった?

あと、購入時にはLEDライトを同時購入するよう薦められました
庫内ライトが暗いし色が付いていて生豆の焼け具合が見えないのでLEDライトは必要です
LED懐中電灯でOKです




また、コーヒー生豆を入れるカゴ(焙煎ドラム)が問題です。
カゴの中に生豆を攪拌するためのハネが付いているのですが、カゴとハネの間に隙間があってコーヒー生豆が挟まって真っ黒に焼けるのです
だいたい5粒ほどですが、壊れたらイヤなので 毎回いちいち手を突っ込んで取ってました
かなり面倒くさいです


細いステンレスの針金を買ってきてカゴとハネをくっつけました
大正解です。全く生豆が挟まらなくなりました



BEHMOR 1600 plus マニュアル焙煎


基本的にはプログラミング焙煎を使用しますが、焙煎度合いをみて追加操作をし、手動で「COOL」ボタンを押して終了させるやり方です

焙煎を開始する前に煙は少ないですが、出ます
換気扇の近くに本体をセットして焙煎する必要があります

ウチでは20年以上前から活躍するダブル換気扇があります
もうタバコはやめたのですが、排煙用です

この前にBEHMOR 1600 plusを置き、ガステーブル用のアルミパネルをかぶせて換気扇に煙というかニオイが行くようにしています


簡単にやり方を説明しましょう
① まず、計量したコーヒー生豆をカゴ(焙煎ドラム)に入れ本体にセットします


② BEHMOR 1600 plusは最大焙煎容量が1オンス454gです
最大焙煎容量で焙煎するとして454gの場合は操作パネルの右上の「1」を押します


③ 次にコーヒー生豆の産地や高度により「P1」~「P5」まであるのですが、コロンビアが「P1」その他「P3」+Cボタンというざっくりとした分け方をしています
違いは出力(火力)カーブです
「P1」は一定に出力が上昇していくのに対して「P3」は出力上昇の途中から緩やかなカーブを描きます
これにより焙煎時間が変わってきます
④ これで「START」ボタンを押して焙煎開始です

⑤ 一定時間後に在席確認のため「START」ボタンを押す必要がありますが、ブザー等 音で知らせてくれません
残り時間が表示されているのですが、このパネルが点滅した際 「START」ボタンを押すわけです
これを忘れると たぶん途中で焙煎が中断されると思いますので気をつけてください

しばらくすると 1回目のハゼ音がパチパチと聞こえてきます
⑥ この1ハゼが聞こえてきたら「C」ボタンを押すと残り時間が変更されます

⑦ ここからはLEDライトを照らして生豆の色合いや膨らみ具合を見ながら 「COOL」ボタンを押して冷却に入ります


だいたい1ハゼの終わりぐらいのタイミングで「COOL」ボタンを押していますが、残り時間が不足するときがあります
そのときは「+」ボタンを押すと15秒ずつ残り時間が増えていきます

「COOL」ボタンを押すと なぜかその後 一瞬 高温になり焼け具合が進みます
タイミングは難しいですが、自分の思った焙煎度合いの少し手前で「COOL」ボタンを押すことになります
冷却器などを使って急速冷却する場合は「OFF」ボタンを押して取り出しますが、高温でのやけどやチャフが舞い散るので注意してください

⑧ 13分後に冷却が終了してコーヒーの取り出しが可能となります
↓ブラジルNO2 生豆500g 焙煎後424g(2回目)


コーヒー焙煎 チャフの量


チャフは庫内の奥やチャフトレーなどに溜まりますが、カゴ(焙煎ドラム)の中のコーヒー豆付近にも付いています
↓ブラジルNO2 生豆500gチャフ 扉開けたところ

↓ブラジルNO2 生豆500gのチャフ 庫内奥

↓ブラジルNO2 生豆500gのチャフ チャフトレー

↓カゴの中のチャフを取り除くため大きなポリ袋の中で 上下左右に振ります

↓カゴの中のチャフです

↓掃除はハンディ掃除機で一発回収


コロンビア スプレモ生豆500gも焙煎しました
チャフの量はブラジルNO2より少ないです
コロンビア スプレモ 生豆500gチャフ 扉開けたところ

↓コロンビア スプレモ 生豆500gのチャフ 庫内奥

↓コロンビア スプレモ 生豆500gのチャフ チャフトレー


中深煎りもやってみました
マンデリン リントン生豆200g 焙煎後163g
生豆454gの深煎り焙煎はやめた方がいいです
コーヒー豆が燃えそうです




本日、午後4時から始めて7時半過ぎに終わったと思います
内容は
ブラジルNO2 500g
ブラジルNO2 500g
コロンビア スプレモ 500g
マンデリン リントン 200g
エチオピア イルガチャフェG2 133g
エチオピア モカハラーボールド 192g
の 6回です

あと、大好きなエチオピア イルガチェフェ アリーチャナチュラルという生豆を焙煎したかったのですが、焙煎翌日とか数日後とか 日々味や香りが変わるような代物で余裕のあるときに焙煎したいと思ってます
エチオピア イルガチェフェ アリーチャナチュラルは目を閉じて飲むと 飲んだとたんに華やかで優雅な味わいが身体にしみこみ いつもの6畳間が貴族の応接室にいるような錯覚におちいります
そして いつも「これはコーヒーという飲み物ではない…」とつぶやいる気がします


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