水筒でごはんを保温調理(ポリ袋でご飯を炊く)
注意:ポリ袋でお米を炊く方法を紹介していますが、災害時や緊急時用です。
今回は被災時にできるだけ効率よくポリ袋でごはんを炊くための方法として、水筒を使ってごはんの保温調理をしてみました。
被災時は火もナベの容積も限りがあります。
この限りある資源を使って効率よくご飯が炊けないかテストしてみました。
ナベにポリ袋に入れた水とお米を入れ、沸騰した段階で水筒に入れて保温調理しようと思います。
専用の保温調理器があればいいのでしょうが、各家庭にあるわけではありません。
しかし口の広い水筒ならけっこう持っておられるのではないでしょうか?
今回は1.5Lの広口水筒を使ってみました。
かなり使い込んでいるので ボロボロです。
ナベにお湯を沸かし、水とお米を入れたポリ袋を入れます。
ポリ袋は沸騰させたお湯がきれいでないことも考えて耐熱用の半透明のポリ袋に入れたお米をさらに普通の透明のポリ袋に入れています。
半透明の方はできるだけ中の空気を逃して輪ゴムでしっかり留め 外側の透明のポリ袋は中の空気が膨張するのでこれを逃すために かるく留めます。
ナベでポリ袋に入れたお米を沸騰させ 水筒にお米とお湯を入れます。
部屋の温度は約28度でした。
沸騰したお湯とお米を水筒に入れた時の温度は約94度でした。
水筒の口を留め、約20分間保温状態で置いておきます。
20分後、水筒の中のお湯の温度は約88度でした。
ちょっと下がりすぎですが、ごはんが炊けているか調べてみましょう。
一応炊けているのですが、あまりおいしくないです。
調理しているときの温度が低いのでしょう。
ある程度 おいしく炊くにはやはり沸騰したお湯で20分ほど炊かないといけないようです。
ただ、被災時はそんなこと言ってられないです。
カレーやシチュー、味噌汁などの汁物といっしょに食べるなどの工夫も必要かもしれないですね。