シーラーとガスバリア袋
真空包装用の袋を使ってシーラーで口を留めるとかなりの期間保存できますが、長期間保存すると やはり酸素を通してしまうようです。
この酸素の流入を極力防ぐ為にはガスバリア袋(脱酸素剤対応袋)を利用すると良いです。
ガスバリア袋には透明なタイプとアルミ袋がありアルミ袋タイプは紫外線もカットしてくれます。
このガスバリア袋にお米とエージレス(脱酸素剤)や使い捨てカイロを入れてシーラーで留めることにより比較的長期間お米を保存できると思います。
長期に渡ってお米を保存する場合は、使い捨てカイロよりエージレスの方が良いと感じています。
ただ、問題は大きなガスバリア袋(お米5kg用など)は少量で購入することが難しく コストがかかるということです
例えば以下のようなタイプがあります。
■ アルミタイプ ラミグリップ VCP-I
■ 透明タイプ ナイロンポリ Gタイプ規格袋 No.20
コスト面を回避する方法として通常使っているポリ袋を2枚使う方法があります。
1枚目にお米とエージレスなどの脱酸素剤を入れて袋の口をシーラーで閉じます。
もう1枚のポリ袋にこの完成したお米を入れます。
1枚目のポリ袋に小さな穴が開いたり うまくシーラーで閉じることができていなくても2枚目のポリ袋で酸素の侵入をある程度 カバーできます。
これで、動かしたりしなければ1年ぐらいは大丈夫でしょう。
こちらを参照→ ポリ袋を2重にして閉じる
※追記1
お米を長期保存するためにはガスバリア袋が必要だと思っていました。
少量(1合)ですが、真空包装用袋(ナイロンポリTL)にお米とエージレスを入れて1年半保存した画像が以下です。
酸素の侵入は認められず、カチコチのままでした。
家庭でお米を1年ほど保存するのであれば高価なガスバリア袋は不要です。
溶着部分は2度溶着しています。
※追記2
真空包装用袋(ナイロンポリTL)にお米1合とエージレスを入れて2年半保存した画像が以下です。
シーラーで2重に閉じた当時の画像と2年半後の画像です。
1合だとエア漏れもなく長期間保存できるものなのでしょうか。
↓平成25年3月9日に作成
↓平成27年9月21日に撮影