3年前の保存米をポリ袋で炊く
注意:ポリ袋でお米を炊く方法を紹介していますが、災害時や緊急時用です。
2013年3月、白米に精米したお米をエージレスとともに密封しました。
密封してから3年経ちました。
さて、どんな味がするでしょうか。
3年前にエージレスを入れて密封したお米の画像です。
白米を脱酸素処理してから 3年という年月は一つの節目のような気がします。
食料が3年も保つか?という気持ちでいたので今回のテストは自分にとって大きな意味がありました。
さて、今回も3年前に密閉したお米を開封します。
脱酸素剤のエージレスはたくさんあったので1合につき5個ほど入れていました。
3年経つと、お米の表面はどうなっているのでしょうか。
よくわからないですが、こんな感じです。
では、3年前に精米してそのままポリ袋に入れていたお米の表面はどうなっているのでしょうか。
↓これです。
よくわからないですが、軽く粉がふいたようにも見えます。
では、今回もポリ袋でごはんを炊いてみます。
前回同様お米1に対してお水1を用意しました。
お米は1度だけ軽く洗います。
被災時はお水が大切ですから無洗米を用意しておいたほうがいいでしょう。
前回は堅めのごはんに仕上がったので、今回はリベンジです。
洗ったお米をボウルに入れお水を加えて10分ほど浸しておきます。
ほんとは30分ほど浸したかったのですが、時間の都合で10分にしました。
ポリ袋にお米と水を入れ、輪ゴムで止めます。
今まではポリ袋の中に空気が入ると中の空気が膨張してポリ袋が破裂する恐れがあるということで空気を抜いていました。
そうするとごはんが炊きあがった時に圧縮されてカチカチになっていました。
はっきり言ってまずいです。
今回はわざと空気を入れ、ごはんが膨らんでも圧縮されないように余分な空間を作りました。
膨張した空気は逃げることができるようにポリ袋の口を輪ゴムで軽く縛りました。
そして、ポリ袋を2重にすることで破裂しても大丈夫ですし、汚れたお湯を使った場合でも中のごはんを清潔に保てるように対策しました。
お水を鍋で沸騰させ、常温のお米と水が入ったポリ袋を入れます。
部屋の温度は10度ほどです。
15分ほど経つとポリ袋が浮いてきます。
今回はポリ袋が薄いので、鍋の淵に当たって穴が開く恐れがでてきましたので、ちょっと厚めのポリ袋をかぶせ直しました。
前回 堅めのごはんが出来上がったので、今回は沸騰したお湯に常温の材料を入れ、25分間炊きました。
25分経ちました。
お皿に乗せます。
思った通り 柔らかそうなごはんが炊けました。
前回のような圧縮されたカチカチのごはんではないです。
今回もカレーですが、ごはんのまま食べてみました。
ちゃんと炊けていました。
芯もなく、べちゃべちゃでもないちょうど良い炊き加減です。
味はお世辞にも おいしいとは言いませんが、マズくははいです。
ふつうに食べられます。
舌が肥えていないので自信はないですが、カレーで食べるといつもと全然変わりません。十分おいしいです。
今回感じたことは、3年前のお米でも保存処理をちゃんとしていたら大丈夫だということと、ポリ袋でごはんを炊くときは、ごはんが膨らむことができるよう余裕を持たせて、口は膨張した空気が逃げられるよう軽く縛るということ、そして、常温の材料を沸騰したお湯に入れるのであれば、25分ほど炊いたほうが良いということです。
最後に…
3年前のごはんを食べてから3時間経ちますが、おなかは今のところ大丈夫です。
※災害時でない時は耐熱性のあるポリ袋を2重にして使用してください。
破れなどが心配な時は、以下の耐熱性のポリ袋に入れたお米を0.04mm厚ぐらいのポリ袋に入れて炊いてください。
■ 少し厚手タイプ
国産ポリ袋 お料理パック 40枚入x10冊 合計400枚セット OP-25
■ アイラップ
アイラップ 60枚入