お米をジップロックで脱酸素保存してみる
お米を少量保存するのだったらチャック付きポリ袋はとても便利だと思います。
お米を入れてチャックを閉じて冷蔵庫に入れるだけでOKです。
しかし これだけではやはり時間とともにお米は酸化していきます。
チャック付きポリ袋にお米と使い捨てカイロやエージレスを入れて冷蔵庫で保管することにより、エア漏れがなければ長期間の保存が可能となります。
少量で手に入りやすいジップロック(Ziploc)にお米と使い捨てカイロやエージレスを入れて空気が漏れなければ かなり安価にお米を保存できると思います。

ちょうど新米が入ったので 備蓄用玄米を使ってジップロックのテストをしてみようと思います。
ジップロックが使い捨てカイロを入れたお米の保存袋として使えるのか…
先日、ジップロックの袋の溶着部分を見ましたが、溶かして切断したそのままの状態でしたのでちょっと心配です。

お米は玄米で電子天秤を使って1kgにしました。
ちょっと緑色のお米が多かったですが、エア漏れチェックのテストなので問題なしです。
ジップロックは冷凍・解凍のフリーザーバッグの0.06mm厚タイプです。
使い捨てカイロはポケットサイズを小さなポリ袋に入れました。

テスト品は1つではよくわからないので 同じものを3つ作りました。
触らないようにプラスチックコンテナに入れ空気や酸素の侵入具合を見ます。

-------------------------------------------------------
2日経過…
ジップロックに入れた玄米を2日間放置しましたが 3個すべてペシャンコにならず、そのままでした。
再度、普通のサイズの使い捨てカイロを入れてテストしてみましたが、半日経っても空気の量はほとんど変わらず…でした。


普通サイズの使い捨てカイロを入れた玄米を開封し、使い捨てカイロを放置すると冷たかったカイロが温かくなってきているのでジップロックの中の酸素はある程度消費しているようです。
但し、酸素濃度が目標の0.1%以下にはなっていないと思います。
恐らく数週間放置すると少しずつ酸素が入ってきて使い捨てカイロも固くなってしまうと思います。
テストの結果、ジップロックを使ってお米の脱酸素保存は困難と判断しました
<追加>
ジップロックを使って完全な脱酸素保存はできないですが、少しは効果があるようです
詳しくは以下を参照ください
ジップロックの残存酸素量を調べてみた